何もかも憂鬱な夜にを読み終えました。
中村文則さんの作品です。
中村文則さんの作品は「銃」に続いて2作品目です。
ふう、、
読んでて憂鬱になりそうやった!
「銃」も同じように深層心理の暗い部分に焦点をあててたような話で、なんか気にかかったので、もう一度この人の作品を読もうと思って読んだのですが、ちょっともうお腹いっぱいですw
基本、楽天家の自分にとっては中村文則さんの作風は重い!
【登場人物】
山井:夫婦を殺害した死刑囚。諦めってわけじゃないけど、そうなることが道理だと思ってるのか控訴することも考えていない20歳の殺人犯。
真下:主人公の友達。自殺をした。
佐久間:主人公が病院内でやりとりのあった気味の悪い奴
【所感】
感想文を書くのに相当苦労しています。
この作品のことを考えれば考えるほど気分が悪くなってきて、思考が進んでいかない。。
冒頭から蛇が鳥を食べるシーンから始まる。
自分も小さいころはそういうのは好きで、粘土でそんな遊びをしていたこともあったけど、今はそういうのは気持ちが悪いなと思ってしまう。
まー、子供は無邪気というか残酷というか、あんまり物事を深くは考えられない年ごろですからねっ!
死刑を執行するシーンの回想とか本当に気持ち悪かった。
これもまた、昔は悪い奴は死刑にされて当然だとは思ってたけど、今は「法の下に人が人を死刑という形で裁く」ということに恐怖を感じてしまってるので抵抗感がある。。
この物語の中にも書いてたと思うけど、遺族の感情を思えば仕方ないのかなとは思うけど。。
主人公が佐久間から、あなたもこちら側の人間なんですよ。みたいなことを言われてたけど、こっち側とまともな?側の区分けってなんなんやろうか?
考えさせられるというか考えたくないというか、、、
知らんがな!って感じです。
終始暗い雰囲気で話は進んでいったけど、なんだなんだで主人公も上司から命の大切さを諭されていたりするので、そういった部分は前向きなところもあるのかなとも思う。
でも、やっぱり気持ち悪い!
なんかよくわからない感想文になってしまいましがが、自分は前をむいて生きいきたいなと思います。
よい週末を!t
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