伊岡瞬さんの「悪寒」を読み終わったので、読書感想文を書きます。
伊岡瞬さんの作品は初めて読みました。
なんか主人公の賢一の仕事環境が前に働いていた会社にそっくりやったから、それだけで変に親近感をわいたり。
しかも同い年やし!
でも、やっぱり賢一にはもっとうまい立ち振る舞いがあるやろ!と思ってしまったかなぁ。
主な登場人物
藤井賢一:主人公。東京にある本社から地方に出向に行ったものの、倫子という奥さんと娘から距離を置かれることに。
藤井倫子:賢一の妻。賢一の会社のお偉いさんを殺したという疑いで警察に拘束されてしまった。
磐田:めっちゃ嫌な刑事さん。戦略的にしてるかもやけど、本質的に嫌な性格をしてるんやと思う。
優子:倫子の妹さん。姉の倫子の殺人事件があってからは賢一に妙に協力的な姿勢をとっている。
香純:賢一と倫子の娘。
所感
旦那の上司を殺したのは本当に妻の倫子なのか?
なんとなく、娘の香純か倫子の妹の優子か、もしくは賢一の会社の久実じゃないかなと想定しながら読み進めました。
賢一の会社はけっこう大きな会社っぽくて、社長の息子2人の折り合いがあんまり良くないらしい。
兄の信一郎という専務と、弟の隆司という常務。
今回、殺されたのは弟の隆司の方です。
この隆司というのが、また女癖が悪いみたいなんです。
ということもあって、なんとなく真犯人は女性かなと。
そんな中、私がやりました!
と言ったのが、倫子自身と、香純と、まさかの賢一のかあちゃんの3人。
こういう推理小説は私がやりました!
ってのは犯人である可能性は低いと思うので、この3人は違うんだなと。
って考えながら読むのもやっぱ面白いですね。
結論はそうでしたか。
と想定の範囲内ってオチでした。
面白かったけど、もう一捻り欲しかったかなと思いました。
逆にこのキャラいる?
ってのもありました。
まぁ、また伊岡瞬さんの別の作品も読んで見よっかな!
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