小川一水さんの天冥の標Ⅵ 宿怨part2を読み終わりました。
これで天冥の標シリーズ全17冊のうちちょうど折り返しの８冊目の読了となります。
主な登場人物
イサリ：モウサ・ヤヒロの娘。心優しい感じがする。妹のミヒロとは対照的に描かれてるかも。
アイネイア・セアキに救われた恩もあるからなぁ。
ミヒロ：イサリの妹。ねーちゃんとは違って、非染者を敵とみなす思想あり。
ロサリオ：救世軍の副議長
所感
２巻で出てきた千茅の「始祖言行録」というのがキーになってくるわけなんです。
そしてついに救世群（プラクティス）が反撃に出るわけなんですよね。
第６巻のタイトルにもあるとおり、長年の「怨」を晴らすために。
しかも異星人？の力を借りて。
長年のというのは500年もやもんね！
2000年くらいの時から2500年くらいまでの500年間ということ。
逆に今から500年前って1500年くらいで、日本でいうと室町時代から戦国時代にかけての年代なんやけど、その時から現代まで怨が続いてるということでしょ？
年代というスケールからも考えられないわ。
その恨み辛みをもった救世軍が地球を攻めるわけやけど、もう少し地球視点というか人類視点みたいなものがあったら、もっと臨場感もって読めたんじゃないかなと思う。
でま、まぁ今回は救世軍を軸にした話やから仕方がないか。
イサリとミヒロ。
姉妹やけども、対照的なものの考え方をしてて面白い。
しかも、同じ千茅の「始祖言行録」を読んでるわけで、何が違うって改竄される前に読んだのがイサリで、改竄後に読んだのがミヒロってことなんですよね。
なんか天冥の標は対照的に描かれることが多いように感じるのは気のせいでしょうか？
いずれにしろ次からは後半戦！
楽しみです！
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