西加奈子さんの「舞台」を読み終わりました。
西加奈子さんの作品は「ふる」に続いて16作品目の読了です。
主人公の葉太が自意識過剰というか極力に目立たないように日々をすごしている。
なぜならちょっとでも調子に乗るとろくなことが起きないからと思ってるから。
なんかこういうところが自分も同じ発想なので、まるで自分自身を見ているような感じでしたw
そして異国の地での物語。
どんなことが待ち受けているのか楽しみでございます!
主な登場人物
葉太:主人公。30歳ちょい手前の男性でふとしたことからニューヨークに行くことに。偉大な小説家のとうちゃんがいた。
所感
うん、今回の主な登場人物は葉太1人でいいかも。
まさに独り舞台といった感じの話でした。
葉太がニューヨークに行って、初日にいきなりバッグを盗まれて途方にくれるわけなんです。
ただ、まぁ悲壮感はちょっとはあるんやけど、どっちかいうとコメディに近い印象を受けました。
昔み映画であったトゥルーマン・ショーを見ているようでした。
葉太は自意識過剰でかなり繊細というか物事考えすぎやろ!と思う部分もあれば、お金が盗まれて無くなってもなんとか生きていこうとする逞しさもあったり。
また、妄想力がすごかったりで読んでて面白かったです。
海外に1人で行くのは怖いよなぁ。
自分だったら絶対に行けない!
地球の歩き方という懐かしい本も出てきましたね。
地球の歩き方といえば、卒業旅行でトルコに行ったときを思い出しました。
葉太みたいにバッグを盗まれたってわけじゃないんやけど、トルコに着いた頃にはなんと地球の歩き方を紛失してしまったんです!
飛行機の中に忘れてしまったんですよね。
はしゃぎ過ぎたのが原因なのか浮かれてしまってたんでしょう…
まさに冒頭にあった葉太の思考回路と同じことが起きたって感じです苦笑
まあ、今回はページ数も少ないってのもあるけど、一気に読み終えました。
面白かったです!
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