宮本輝/草花たちの静かな誓い

読書感想文

宮本輝さんの「草花たちの静かな誓い」を読み終わりました。

 

宮本輝さんの本は初読了でしたが、すごく面白くて一気読みしてしまいました。

 

舞台はアメリカです。

主人公の弦矢のオバにあたるキクエが20年以上も前に失踪した娘を弦矢に探して欲しいと依頼があったところから話は始まります。

 

ただ、そのキクエはというと、アメリカから日本に旅行に行ってる最中にその旅先の温泉宿で亡くなってしまっているんです。

 

このキクエもすごく大金持ちではあるけど、とにかく不幸が重なってしまってるんですよね。

 

娘は失踪してしまうわ、旦那は膵臓癌で亡くなってしまうわ、ましてや自分自身も突然死。

 

ちなみにこのキクエと弦矢の父ちゃんは兄弟なんですが、犬猿の仲みたいなんですよね。

 

そんなこんなで弦矢はアメリカに渡って、キクエの娘を探すことになるんですが、そこで出会ったのがニコという探偵さん。

この探偵さんとは運命に導かれるようにして出会うのです。スカンクきっかけで笑

 

失踪した娘は、6歳のときにとあるスーパーで誰かに連れ去られたかもなんやけど、その時の映像が監視カメラに写っていて、そこからこの探偵のニコは驚愕の事実を見抜くわけなんですよね。

 

そして、その事実にある背景もまた、恐ろしい事実だったんです。

 

 

まぁ、面白かったです!

 

 

宮本輝さん、初めて読みましたが、こんなに面白い本を書いてる作家さんを知らなかったのは勿体ない!

 

泥の川

蛍川

道頓堀川

 

これが川三部作と呼ばれるものみたいですので、読んでみよっと!

 

 

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