成田名璃子/ハレのヒ食堂の朝ごはん

読書感想文

成田名璃子さんの「ハレのヒ食堂の朝ごはん」を読み終わりました。

 

成田名璃子さんの作品は「不機嫌なコルドニエ」に続いて9作品目の読了です。

 

成田名璃子さんといえば、「東京すみっこごはん」!

 

「東京すみっこごはん」はシリーズモノでほっこりとする内容が大好きで、今回の作品もそんな感じを期待しつつ楽しみで、夏のこの暑い時期癒されたいと思っております。

 

昼ごはんとか夜ご飯ではなくて、朝ごはんってのもまた珍しい。

 

 

主な登場人物

大家深幸:主人公。マンガ喫茶での生活もままならなくて、ついにはホームレスになってしまうそうになる。

 

晴子:ハレのヒ食堂の女主人。深幸を寝泊りも含めて面倒を見ることになった。一見はしっかりものだが何やら陰を感じる部分もあり。

 

雅志:晴子にとっての縁の下の力持ちって感じの存在。

 

アラン:ダンディなおじちゃま。

 

茜:やさぐれ女子高生。

 

所感

冒頭、いきなり援助交際のシーンからスタートしてびっくり!

 

と言っても直前に変な罪を犯すことなく、難を逃れることになった主人公の深幸。

 

ただ、お金も食べるものもなくホームレスになってしまうという悲惨な境遇。

 

そんなときに運よく小夜という女性に声をかけられたのがきっかけでハレのヒ食堂で住み込みで働くことになったのです。

 

深幸は周りに迷惑をかけてしまうくらいのドジっ子で自分に対して自信を持てていないんですよね。

 

ただ、色んな人と接していくうちに深幸もどんどんと成長をしていくんです。

そういった深幸の姿に、すごく共感を持てることもできました。

 

やっぱ人の成長って人と接するのが大事ですよね。

 

そんなドジっ子だった深幸がいつしか逆に人を励ませる存在になっていくわけなんです。

 

あんまりご飯とか話に関係がないかと思ってたら最後の最後にアラン会長に対しての食事のシーンは、感慨深いものでした。

 

個人的には朝ごはんはパンが多いのですが、たまにはご飯とみそ汁を食べてみたいな。

 

この本、夜に読みましたが、早起きして一気読みしたらその日一日はすごくいい一日になりそうな気がしてきました!

 

 

成田さんありがとうございました!

 

 

 

 

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