大倉忠裕/福家警部補の追求

読書感想文

大倉忠裕さんの「福家警部補の追求」を読み終わりました。

 

大倉忠裕さんの作品は初読了でした。

 

これってシリーズモノなんですよね。

 

アメリカのドラマであった「刑事コロンボ」みたいな内容だと聞いて、面白そうだなと思って読み始めました。

 

 

と言っても個人的には刑事コロンボは見たことがないんですけどねw

 

 

この本の巻末のところで書いていましたが、作者自身が刑事コロンボが好きだったみたいです。

 

本の表紙を見たときに、福家さんというキャラはてっきり男性だと思ったのですが、どうやら女性とのことです。

 

こういう謎を解決するみたいな話って男性が多いかなと勝手ながらに思っているのですが、女性が謎を解いていくってのも目新しく感じれました。

 

今回の本は2つの話から構成をされていました。

 

 

1つ目は、登山家のお話。

2つ目は、ペットショップで働く人のお話。

 

先に犯人が罪を犯すところの描写があって、しかもどういった動機で殺人に至るのかを書かれているのが、古畑任三郎っぽくもあって面白く感じれました。

 

そういうのがあるから、犯人側にも多少なりとも感情移入が出来たりしますしね。

 

ただ、故意に罪を犯す人はやっぱり自分勝手な動機という面が強いので、しっかりと罪を償うためにも捕まらないとですね。

 

この福家警部補は、たんたんと話を進めていくんです。

 

それが犯人にとってはきっと恐怖でしょうね。

 

福家さんがこの本の表紙みたいな感じの人だとすると、まさか警部補だとは思わないでしょうし、若くも見えるから油断してしまうと思う。

 

そんな中、淡々と犯罪を暴いていくわけですから怖いっすよ。

 

変にドロドロとした内容でもなかったし、エグくもなかったので、読みやすかったですね。

 

 

遡りになるけど、前のシリーズも読んでみようかと思います!

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