伊坂幸太郎/ホワイトラビット

読書感想文

伊坂幸太郎さんの「ホワイトラビット」を読み終わりました。

 

伊坂幸太郎さんの作品は「キャプテンサンダーボルト」に続いて32作品目の読了です。

 

帯を見ると警察官、籠城犯、泥棒の騙し合いの話かな?

 

騙しあいってだけですでに興味津々!

 

そして、今回は久しぶりに伊坂節も全開な感じがしてすごく面白かったです。

 

主な登場人物

黒澤:泥棒のプロみたいな人。今村という能天気な奴と一緒にある家に忍びこむ。

 

夏の目:警察官で課長職にいる人。過去に妻子を亡くしているらしい。

 

折尾:立て篭もった籠城犯に目をつけられている。折尾自身はちょっと胡散臭い雰囲気あるんだとか。

 

兎田:綿子さんという恋人を人質に取られたこともあって、ある目的のために籠城犯になることに。

 

所感

騙し合いの話ということで、常に登場人物全員の言動を気にしながら読んでました。

 

黒澤って登場人物って伊坂さんの他の本でも出てたよね?

 

なんか口調とか態度とかどこかで読んだことがあるような、、

 

白兎事件

 

舞台は伊坂幸太郎さんの出身地の仙台

 

 

オリオという男がどういう奴なのか?

 

 

カッコいい男、黒澤はある家に忍びこんだものの、連れの今村の失敗でその隣の家に忍びこむことになって、そこで籠城犯に見つかってしまう。

 

立て篭り犯人を裏で操っているのか、稲葉って奴て、この稲葉が折尾のことを探して求めているわけなんですよね。

 

喩え話が星座に絡めてってのがまた面白くてそこに何かこの物語のヒントが隠されていたりするんですよね。

 

 

話のテンポも良かったし、黒澤のカッコ良さを感じれたり、久しぶりに調子のいい伊坂さんって感じがしました。

 

そのほかの本も面白いけど、きっと色んなことを試しつつ色んな作品を書いてるのかなとふと思いました。

 

個人的にはこういう感じのやつが好きかな。

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