小野不由美/十二国記 月の影 影の海(下)

読書感想文

小野不由美さんの「十二国記 月の影 影の海(下)」を読み終えたので、読書感想文を書きます。

 

小野不由美さんの作品はこの巻の上巻に続いて5作品目の読了です。

 

下巻も面白くてあっという間に読み終わりました。

 

主人公の陽子も最初の頃に比べると随分と成長して逞しくなってきました!

 

主な登場人物

陽子:主人公。慶国の王に指名されたんだとか?

 

楽俊:陽子の相方的な立ち位置になってる。半獣で、ネズミの容姿もしてるが、人間としての姿もある。基本はすごくいいやつ。

 

ケイキ:上巻の比較的早い段階で行方不明になった。陽子を異世界に連れて行って、自身は行方をくらます。そりゃないぜ!と思ってたけど、ケイキは景麒と書くんだとか。

 

所感

異世界に放り込まれてからは、裏切られの連続やった、陽子。

 

ただ、そのことが彼女自身を強い人間にしていくわけなんです。

 

王にふさわしい人物になっていってるですよね。

 

でも、一高校生だった子がどこかの国の王だなんて、戸惑ってしまいますよね。

 

楽俊という、本当に心強い味方も出来て、読んでる自分としてもなんか嬉しく頼もしく思いました。楽俊はムードメーカーみたいなところもありますからね。

 

この物語では十二国あって、それぞれの国に王と麒麟が存在をしていて、麒麟が王を選定するみたいなんです。

 

王がダメなやつになった場合は麒麟も死んでしまったりで、世代交代しないといけないんだとか。王と麒麟は一心同体ってやつですかね。

 

陽子が王。ケイキが麒麟?

 

この物語は十数年前に書かれたわけやけど、最初からこれだけの壮大なストーリーを作者自身が思い描いてたんですかね。

 

ほんと、すごい。

 

早くもエピソード2と3も購入しました。

 

続きが楽しみです!

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