小野不由美さんの「白銀の墟 玄の月」を読み終えたので読書感想文を書きます。
小野不由美さんの作品は「鬼談百景」に続いて2作品目の読了です。
小野不由美さんといえば、ホラーな話のイメージがありましたが、今回はファンタジー系のお話でした。中国系の人名であったり地名が多かったこともあって、最初は読みづらく難しいなと思ってたのですが、途中からは慣れてきて面白く感じれるようになりました。
なんと今回の作品は18年ぶりの新作なんだとか!
舞台は戴国(たいこく)。
北東に位置する極寒の地ということで、なんとなく中国と北朝鮮あたりの話なのかな?
どんなふうに物語が進んでいくのかゆっくりと理解しながら読み進めました。
主な登場人物
驍宗(ぎょうそう):戴という国の王になったものの、しばらくして行方不明になってしまう。
泰麒(たいき):驍宗がそういった状況になったから戴という国に李斎と共に戻ることになった。でも、この泰麒も李斎を置いてどこかに行ってしまう。
李斎(りさい):結果、ポツンと残された形になるが、泰麒の行方を追う。
所感
いや~、読むのに苦労しました!
めっちゃ時間かかった。
このシリーズは今回が初めてなので、話の背景が分からないままに読んだってことが、苦労した要因かも。でも18年ぶりの新作ってことは、このシリーズを読んだことのある人も話の内容を思い出すのに時間がかかったんじゃないかなと思ったり。
この物語では、十二国あります。
そして「麒麟」という存在があり、その麒麟が各国の王を選ぶシステムみたいなんです。
今回は「戴」という国が舞台となっていて、驍宗という人が王に指名されたのですが、なんとこの王が行方不明になってしまった!
驍宗がいなくなったこともあって、泰麒は李斎を連れて戴に戻るのだが、なんとこの泰麒もどこかに消えてしまう。
何かの陰謀なのか、それとも本人たちが何かしらの理由で消えたのか?
阿選というのがちょくちょく出てくるのですが、こいつがいい奴なのか悪い奴なのかよく分からないんです。
この阿選というのが何か悪さをしているのかな?
あんまり感想文っぽくないけど、次に読み進めていきたいと思います。