小川一水/天冥の標 ヒトであるヒトとないヒトとpart2

読書感想文

小川一水さんの「天冥の標 ヒトであるヒトとないヒトとpart2」を読み終えました。

 

これで天冥の標シリーズも14冊目の読了です。

 

なんか読むペースが早くなってきたのは気のせいでしょうか。

 

いや、物語も佳境を迎えてるので、話の展開も早くなってるし、ますます面白くなってきたし、それに引きづられて読むペースも早くなってきたのかなと思います。

 

 

主な登場人物

カドム:お医者さん。そしてこの物語のヒーローといったところでしょうか。

 

エランカ:メニーメニーシープという場所で大統領になったお偉いさん。ラゴスのことが好き?

 

イサリ:ミヒルという恐ろしい妹がいる。イサリ自身はわけありでクラスト化してしまい、怪物みたいな見た目になってしまってる。この天冥の標シリーズの最大のキーマンの1人。

 

 

アクリラ:カドムとは幼馴染で海の一統のメンバー。性別は不明らしい。

 

所感

救世軍(プラクティス)は人間に戻りたいと願ってるわけなんですね。

 

そして、生殖能力も復活させたいと。

 

これが、今回の第9巻のタイトルにもなってる通りに、「ヒトであるヒトとないヒトと」ってことと繋がってるんでしょうね。

 

姉妹であるイサリとミヒルの戦いって感じになってきてますね。

 

しかも、2人とも目的というか叶えたいことは同じことのはずなのに、動機が違うってことで争う立場になってしまってる感じがします。

 

ただ、何となく救世軍(プラクティス)と人間との和解も進んでいく予感もあったり。

 

そんなとき、一旋次ってやつがいきなり出てきて、人間に戻れる星があると言うわけなんです。

 

つまり冥王班という病も治り、そして救世軍が人間に戻れると。

 

その薬を持ってるらしい。

 

ちなみに一旋次はラバーズです。

 

カドムが魂の叫びに似た訴えを救世軍にするところが、なんかジーンときました。

 

一方ではミヒルが機能不全に陥ったとかで、代わりにイサリが皇帝の地位になるんやけど、なんか双方ともに辛そう。

 

 

そして、いよいよ次からは最終巻の10巻に突入です!

 

10巻は3冊もあるんやけど、どのように話がまとまっていくのか楽しみです!

 

 

 

 

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