東野圭吾さんの「希望の糸」を読み終わりました。
東野圭吾さんの作品は「マスカレードナイト」に続いて62作品目の読了です。
62作品って、圧倒的に1番東野圭吾さんの本を読んでるわ!
冒頭から衝撃のスタート。
子供2人で母方の実家に向かわせたものの、大地震に遭って2人とも即死してしまうというね…
てか、加賀恭一郎シリーズやったんですね!
ただ、今回は加賀さんというより、松宮の方が主人公に近い感じになっていくんかな?
主な登場人物
加賀恭一郎:言わずと知れた敏腕刑事さん。個人的には加賀恭一郎といえば、もはや阿部寛のイメージができてる。
芳腹亜矢子:料理屋をしている父ちゃんがもう間も無く天命を全うするというときに、生前に遺言を受け取った40歳近くの独り身の女性。
松宮修平:その亜矢子の父ちゃんが書いた遺書の中に名前を書かれていた刑事さん。
汐見行伸:萌奈という娘と2人で暮らしている。何年か前に子供2人を亡くしてしまい、妻にも先立たれた辛い人生を歩んでる人。
綿貫:恋多き男。花塚弥生との結婚歴あり。今は中尾多由子と恋仲にある。
所感
花塚弥生という女性が何者かによって殺害をされた。
元夫の綿貫さんが犯人か?
闇を抱えてる行伸が犯人か?
あらすじであった新潟で起きた地震の件と、この殺人事件と、亜矢子の父ちゃんの遺言の件。
この3つがどう繋がっていくのかを考えるながら読んでたわけですが、それがやっぱ面白いんですよね。
そして、松宮刑事が色々と調べていくうちに、行伸と行伸の妻の怜子との子供である萌奈がなんと、殺人事件に遭った花塚弥生さんとそっくりということにたどり着き、ひょっとしたら萌奈は弥生の子供なのでは?
ということで、繋がりが出来てくるわけなんです。
医師のミスによって、こういうことが起きるのはすごく辛いことではあるんやろうけど…。
このことがなぜ花塚弥生が殺害されたことにつながっていくのか?
やっぱ、子供って親の反応とかに敏感なものなんですね。
萌奈も親からの愛情を感じれなかったからかふてった感じになってたわけやし。
当然に父ちゃんである行伸にもいろんな葛藤はあったんやろうけど。
結論は、犯人は多幸由子さんで嫉妬に似た感情からくるものが花塚弥生さんの殺害の動機やったわけやけど、なんか辛い背景があったりで、、。
今回の話は子供を中心とした親子の絆がテーマですかね。
冒頭の地震での出来事や、花塚弥生さんの殺人事件の動機といい、亜矢子さんの父ちゃんの遺言の件もそうやし。
最後の、松宮刑事と実の父親との再会は感動しました。
この加賀恭一郎シリーズ
次回作も楽しみです!
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