朝井リョウさんの「何様」を読み終わりました。
朝井リョウさんの作品は「ままならないから私とあなた」に続いて9作品目の読了です。
今回は前に出てた「何者」のスピンオフ的な感じの内容でした。
「何者」を読んだもの随分前だったので、話の内容は覚えてるけど、登場人物の名前は覚えてなかったので、思い出しながら読み進めました。
水曜日の南階段は綺麗
光太郎くんの高校生のときの話。
なんかすごく的確に人の心理をついてる感じがしてビックリでした。
バンドのプロを目指してるとは言いつつも、周りからそう見られたいだけで、本当はそこまで思ってなくて何かになりたいというのがないっていうね。
光太郎くんが恋を抱いた女の子の進路と比べたらそのことが明確になってましたね。
まあ、なかなか自分が本当に何になりたいのかっていうことも答えを探すのは難しいとは思うけどね。。
逆算
なんとも言えない内容でしたが、そんなこと考えたこともなかったわ!
って感じです。
自分の誕生日から逆算して、両親がいつ子作りしたなんてね。
しかも具体的な日まで。
しかも、微妙に間違えてたみたいやし。
まぁ、そういうのもありなのかなと思いました。
サワ先輩もなかなかカッコエエやん!
むしゃくしゃして、やったと言ってみたかった
表題からして、何か問題を起こしてしまったのか?
もしくはエロ系かなと思ってたけと、エロ系の方でした。
まぁ、男女ともに時にはそういう気持ちになるもんなんやなぁって感じです。
何様
面接をキーにしたお話。
なんか、あんまりピンとこなかったなぁ。
本のタイトルにもなってるし、期待してたんやけど…。
自分に置き換えてみると、面接はほとんど受けたことがなくて、逆に面接をする方が多かったです。
まぁ、確かに面接をする側からすると、その人の人生を左右する出来事やし、相当に気を遣ってたかな。
1日に3名と面接をした日には、もう心身ともにヘトヘトやったわ。
そう言った意味では何様なんだろうって感じなんかな。
逆に、最後のオードリーの若林さんの解説がかなりピンときた!
同じ本を読むにしても時代背景で全然違った感想になるんやろなって。
今回の「何様」もきっと学生のときに読んでたら、その時の感性でまた別の感想があったやろうし。
そう言った意味ではステキな本とであえるのもまた運命なんですかね。
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