成田名璃子/東京すみっこごはん 親子丼に愛をこめて

読書感想文

成田名璃子さんの「東京すみっこごはん 親子丼に愛をこめて」を読みました!

 

 

 

これで、「東京すみっこごはん」シリーズも3作品目の読了です!

 

ちなみに4作目もすでに購入してます!

 

いや~、もう自分もすっかりと「すみっこごはん」のメンバーの一員になった気分ですw

 

今回もいくつかの話があって、どれも考えさせられる内容でした。

 

 

酢豚の話

恋愛には興味がないと言ってる友菜さんのお話。

 

本当は興味が無いのではなくて、そういうことと正面から向き合うのが怖いんじゃないかなと思ったり。

 

上司の人に対しての気持ちの変わり方というか気づき方がなんか可愛らしかったです。

 

応援したくなりました!

 

ちなみに、酢豚は友菜さんというより奈央さんの方に紐づいてるんやけど、奈央さんのおかげで友菜さんも恋心に気づいたわけですし、それはそれでいいか!

 

 

鱚の天ぷらの話

楓ちゃんと純也くんと同じ学校に通う毅くんの話です。

 

純也とは部活のサッカーでも同じで大の仲良し。

 

まさか、毅くんは純也に恋心を抱いてるとは思わなかったです。

 

が、告白した後の純也の反応はすごく立派やったと思う。

 

すみっこごはんの台所での、楓との一騎打ちも良かったけど、柿本さんのそういうシチュエーションにもっていきかたがかっこよかったし、柿本さんの優しさを感じることもできました。

 

おにぎりの話

柿本さんの過去の回顧録みたいな感じです。

 

柿本さんは一見はぶっきら棒やけど。やっぱなんかカッコいい存在やわ。

 

しかも、昔から芯の通った人だったみたい。

 

ボクサーでしょ!

 

負けるとわかってても戦いにいく姿勢はカッコいい。

 

すみっこごはんを守って欲しいものです。

 

親子丼の話

義理の娘との関係に悩まされる女性。

 

なんか、今回の4つの話ではこの話が1番感慨深かったかも。

 

実の親子関係じゃないだけになかなか接しづらいやろうし、しかも娘は思春期の年代。

 

そりゃ、悩まされるよなぁ。

 

でも、すみっこごはんに行ったことでいろんな形の励ましがあったこともあって、なんか吹っ切れた感じも出てきたのは良かったかも。

 

本当は娘さんも繭子さんの気持ちは伝わってると思うし、めげずに向き合ってって欲しいなと思いました。

 

 

親子丼が食べたくなってきました!

 

すみっこごはんを読むといつも、読後は自分も料理をしたいなと思ってしまうのですが、なかなか難しいものです!

 

 

 

 

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