垣谷美雨/農ガール、農ライフ

読書感想文

垣谷美雨さんの「農ガール、農ライフ」を読み終えました。

 

 

垣谷美雨さんの作品は初めて読むので作者がどんな人なのかを簡単に調べてみました。

 

兵庫県出身で1959年生まれなので60歳になるんですね。

 

作風が若い!

 

2005年の「竜巻ガール」でデビューしたそうで、小説推理新人賞を獲ったみたいです!

 

作品リストを見るとなんとなく女性向けのものが多いのかなという印象を受けました。

 

今回の「農ガール、農ライフ」は我が最愛のマイワイフが購入したもので、それを借りて読んだわけですが、主人公の久美子の喜怒哀楽がはっきりしてて面白かったです!

 

 

主な登場人物

水沢久美子:主人公。30歳代の女性で、同居をしていた男性が結婚することになって、家を出ないといけないはめになった。しかも、仕事もリストラの憂き目にあい、公私ともにボロボロの状態。

 

憩子:久美子の大学時代の先輩。久美子とは対照的にオーストラリアに住んでいるキャリアウーマン。ただ、憩子は憩子で悩みを抱えてはいる。

 

瑞希:家庭菜園のことなどブログに載せていて一見はリア充的な生活のにおいを漂わせてはいるが、実際は全然ちがった。瑞希も何気につらそう。

 

ヒトミ:37歳で久美子より年上で姉御って感じの人。サバサバしててかっこいい女性。

 

静代:子持ちの29歳の女性。したたかなところもあるが子供のことを最優先に考えている親心からの言動なので交換はもてる。

 

 

所感

ふとした拍子から農業の道に進むことになった主人公の久美子。

 

まー、農業というと過重労働でしんどそうで大変やとは思うけど、思ってる以上に大変なんだなと勉強になりました。

 

作業自体もそうやけど、人間関係とかも面倒で大変そう。

 

村社会ではすぐに噂は広まるやろうし、人間関係も閉鎖的な感じもするし。

 

このまま農業に関しての話が進んでいくかと思いきや、ふとしたことから婚活パーティにいくことになった久美子。

 

後半は婚活からの結婚に対しての延長線上の話に方向が変わったような気がしたのは気のせいかな。。

 

もうちょっと農業に頑張る雄姿をみたかったかなとは思いました。

 

ちなみに、婚活パーティは自分も一度行ったことがあったので、その経験があったおかげで

婚活パーティの様子はイメージがつきやすかったです。

 

何事も経験しておいた方が想像力も膨らんでくるし、いいもんだなとも思いました。

 

 

 



 



コメント