辻村深月さんの「かがみの孤城」を読み終えました。
辻村深月さんの作品は「朝が来る」に続いて10作品目の読了です。
10作品とはけっこう読んでるなぁ。
どれも印象に残る話ばっかりです。
今回も童話の世界のような感じで不思議な世界観なので印象に残りましたね。
【主な登場人物】
こころ:主人公。友達から疎外されたことがきっかけで登校拒否になってしまったこころの清らかな中学生の女の子。
マサムネ:ゲーマーで少しスカしたやつ。悪いやつではなさそう。
ウレシノ:恋愛に浸ってる自分が好きなんだろうなと思わせる男子。男子のくせにってことでいじめられてたっぽい
フウカ:気の強い女の子。ばっかじゃないの?というのが口ぐせなのかな。
アキ:女の子。この子も何となく気は強そうなイメージがある。
リオン:男の子。褐色のイケメン?モテそうな感じの子。
スバル:突然に茶髪にしたりとよくわからない。
【所感】
なんか、こころちゃんにすごく感情移入が出来た!
子供って自分が小さいときもそうやったけど、ちょっとしたことで傷ついたら負い目を感じたりするし、本当に繊細やもんなぁ。
自分もそうやったし、周りの友達もそうやったんやろうなと懐かし気持ちになりました。
いま、思えばもっと友達の気持ちをくんであげれたらなとも思う。
今回の登場人物の7人はそれぞれがこころに傷を負った少年少女たちなんやけど、まさか同じ学校に通ってた者同士やったことには驚きでした。
学校とか職場もそうやと思うけど、久しく行ってなくて、久しぶりに行く時ってなんか妙に緊張するよなぁ。
そんなときに、同じような立場の人がいたらきっと心強く感じれるものすごくわかる!
だが、しかしみんなで学校で待ち合わせをしようとすると各々がそんな人はいないと周りに言われてしまう。
時空を超えての話なのか?それとも妄想の世界の話なのか?
パラレルワールドの世界!?
だからみんな会えなくてすれ違うのか?
答えは、どうやら時空を超えての世界やったらしい。
しかも微妙に7年ずつズレてたみたいな。
周りの人や物の状況をみるとなるほどなっ!
って感じです。
オオカミ様の正体もまさかリオンくんに関係があるとは思わなかった。
なんとなく1人場所が離れてるリオンくんがポイントになってるのかなとは思ってたけど。
いろんなきっかけがあるとは思うけど、登場人物の7人の子供はかがみの中の世界で貴重な体験ができて本当に良かったなと思います。
そのあとの記憶がなくなってしまうのは残念ですが、それはそれでありかなとも思います。
う~ん、、
ひょっとしたら自分も中学生のときに記憶が消されただけで同じような経験をしてたりして?
いや、ないなぁ。
登場人物のように純粋なこころは持ってないので。
がんばろ!
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