原田マハさんの「ロマンシエ」を読み終えました。
原田マハさんの作品は「暗幕のゲルニカ」に続いて13作品目の読了です。
何気に原田マハさんは好きなんです。
全体的に優しい感じがするのと、文章がしっかりしているので読みやすいな、というのが好きなポイントですかね。
今回は、男でありながら女心を持った青年の話です。
なかなか理解しづらいのが正直なところですが、楽しく読み進めることは出来ました。
年齢層は違うけど、主人公の美智之輔(みちのすけ)のイメージははるな愛さんを想像してしまってました。
【主な登場人物】
遠明寺美智之輔:主人公。姓名ともに珍しい名前です。男でありながら男が好きという乙女心を持った青年。心も清らかで、しかも芸術の才能はある。
高瀬:美智之輔に恋をされたイケメン。美智之輔とは学生時代の同級生で友達。
羽生光春:美智之輔が愛読している本の作者さん。ただ、訳ありで次作は書けなくなってしまった。
【所感】
全体的に話のテンポもよくて読みやすかったです。
う~ん、ワイもパリに行きたくなってきた!
美智之輔の頑張りであったり恋の行方がどうなっていくのかわくわくしながら読み進めました。
でも、恋の行方の方は最後のどんでん返しがびっくりでございました。
言われてみればそうなってもおかしくはないんやろうけどあれだけ美智之輔は高瀬くんにゾッコンラブやったのに少し裏切られた感じがします。
と言ってもハッピーなので良かったですが。
美智之輔の男口調のときと、女口調のときの使い分けが面白かった!
元来はこういうのは好きじゃないのですが、美智之輔のキャラがいいのでそういうのも許せるなって感じです。
美術館にも行きたくなってきました。
原田マハさんの次回作に期待です!
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