山本甲士さんの「ひかりの魔女」を読み終えました。
山本甲士さんの作品は「ひなた弁当」に続いて2作品目の読了です。
ひなた弁当となんとなく話の展開は似てて、「食」がある意味ポイントの一つになってるわけですが。
心温まる話ではあるのですが、擦れた気分の時に読むとちょっとひねくれた感想を持ってしまいそうです…
【主な登場人物】
光一:主人公。大学受験がアカンかって、浪人生にもなれなかったやつ。
ただ、親にも反抗はしてないし、犬も大事にしてるっぽいし、おばあちゃんとも相性が良さそうやし、基本はいいやつ。
おばあちゃん:ある意味本当の主人公か?過去の教え子とかいろんな人に影響力を与えている。マザーテレサみたいな人。
光来:光一の妹。スレた性格だったが、物語の最後の方はなんか素直な感じになってた。
母親:ちょっとお調子者にも感じるけど、夫のリストラとか起きたことに対しては生々しい態度をとってた。
父親:リストラに遭いそうになったが、おばあちゃんの力でなんとか持ちこたえることが出来た…かな?
【所感】
気分がいいときとか、逆に落ち込んでる時に読むと元気をもらえると思う!
あと、子供の頃のような純粋な気持ちを持ってるときに読んだらいいかも。
ただ、おばあちゃんの影響力がありすぎやろ!ってツッコミたくなってしまいました。
きっと、「やさしいうそ」がおばあちゃんがみんなにかけてた魔法の言葉やと思う。
こういう、「やさしいうそ」ってかけられた方はそのことに気づいたとしても嬉しく感じるんやろうなぁ。
長年、いろんな経験をしてきた人だからこそかけられるんでしょうね。
自分も昔、おばあちゃんによくお世話になってたし、やっぱおばあちゃんは良い!
ヤクザの抗争に巻き込まれてっていう展開になったときは、あれ?これって実は悲しい話になっていくのかな?って思ったというか、そういう展開も期待はしてしまってたけど、そこもおばあちゃんの魔法で無事に乗り越えることが出来て良かったよ。
これも、その時だけで解決出来たって訳じゃなくて、過去の行いがあったからこそ出来た訳なので、やっぱ普段の行いも大事にしないとと思いました。
勉強になりました^_^
【過去の山本甲士さんの作品の読書感想文】
↓ひなた弁当の読書感想文
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