掏摸(スリ)/中村文則

読書感想文

掏摸(スリ)を読み終わりました。

中村文則さんの作品です。

 

中村文則さんの作品は「何もかも憂鬱な夜に」に続いて3作品目になります。

 

前回の作品で、ちょっと作者の作風が重いなぁ、、と思ったのでですが
もう一度だけ別の作品を読んでみようと思って、今回の掏摸(スリ)を読みました。

ツイッターで、これから「掏摸」を読みます!
と投稿したところ、面白いですよ!ってアドバイスをいただいたので
読んでみたところ、、

 

面白いではないか!

なので、一瞬にして読み終えてしまいましたよ。

 

【主な登場人物】
主人公:名前は分からない。天才詐欺師。
木崎:闇の世界の住人で悪玉のボスって感じ。実際に存在していたら関わりたくない人物。
子供:母親と一緒になって万引きを無理くりさせられている可哀そうな子。

 

【所感】
木崎という悪玉のキャラがなんとなく伊坂幸太郎さんの作品に出てくる人みたいな感じで、キャラ立ちしていてよかった。

その木崎に翻弄される主人公。

 

2人のやり取りとか言葉の一つ一つがなかなかスリリングな感じ!

 

スリや万引きのテクニックのところの描写は置いといても、登場人物の一挙手一投足に物語の意味が込められてる感じがして、読み耽ってしまいます。

 

 

この物語のポイントは「塔」でしょうか。

 

節々でこの「塔」に関した記述が出てくるし、話が終わった後の作者自身のかのところでも「塔」に触れてるし。

塔は何の象徴なんやろうか。。

なんとなくは心のよりどころを表してるのかな?
って思ってます。

しかし、この木崎という男。
まるで神にでもなったかのような振る舞い。

主人公の人生も木崎自身の手のひらにあるかのように最後、主人公のことを刺してしまうし。

500円を道路に投げ込んで主人公は助かったのかどうかは分からないのですが、「塔が目にはいった」みたいなことを言ってたし、きっと助かってるはず!

どうやら、「王国」っていう本で続編っぽく書かれてるらしいので読んでみたら、答えは分かるのかな?!

 

いずれにしろ中村文則さんの作品はしんどいなと思ってたけど今回の作品を通して面白いなと感じたので、しばらくしたら別の作品も読みます!

オススメあれば教えて欲しいなぁ。。

 



コメント