ジャッジメント/小林由佳

読書感想文

ジャッジメントを読み終わりました。

小林由佳さんの作品です。

 

小林由佳さんの作品は初めて読むので、作者がどんな人なのかを簡単に調べてみました。

 

同姓同名で、歌手とか政治家が出てくる!

しかも政治家の人は自分と同じ大阪府堺市の人ではないか⁈

 

ってここじゃない!

 

小説家の小林由佳さんは1976年生まれなので、自分より一つ上の42歳です。

 

2006年から活動はされているみたいで、この「ジャッジメント」は2011年の小説推理新人賞を受賞しているみたいです。

 

ん?2016年にこのジャッジメントでデビューしてるみたい。

 

小説家としてのデビューは2016年みたいですね。

 

5つの話からなる短編小説なので、めっちゃシンプルにまとめてみると、、

 

【構成】

1,サイレン

集団リンチのメンバーが殺人者の話。

 

2,ボーダー

孫が殺人者の話。

 

3,アンカー

通り魔の殺人者に対しての話。

 

4,フェイク

霊能力者が殺人者の話。

 

5,ジャッジメント

幼児を虐待したやつが殺人者の話。

 

 

【所感】

時間の被害者が加害者に法に則ったうえで、復讐をするという話。

しかもその復讐内容は、被害者が被ったのと同じ内容で加害者の遺族が被害者に仕返しをするということ。

 

う〜ん、、

被害者の気持ちは分からなくはないけど、個人的にはこの法律があったら賛成は出来ないなぁ。

 

特に殺人を犯す者はどんな理由があったとしても、異常者だと思うし、その異常者と同じやり方で復讐をするのはどうなのかな?と思ってしまいます。

 

だった、無期懲役以上の厳罰を与えるのがいいような気がする。

 

5つの話はどれも起こり得ることだなと思って読み進めてましたが、そうは言っても被害者の家族には感情移入は出来ました。

 

小説の中にも書いてましたが、確かにこの復讐法が出来たら犯罪は減るような気がする。

 

ただ、やっぱり被害者の家族は、ただでさえ被害者なのに、自分自身も復讐をすることで、ある意味加害者になるわけで、ある意味それは2重の被害を被ることになるやろうし、やっぱり賛成は出来ないかな。

 

なまじっか有り得ない話ではないような感じもするので、読んでて気持ちはどんよりとしてきましたが、考えさせられる話でした。

 

平和に過ごしたいな!

 

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