陽気なギャングの日常と襲撃を読み終えました。
伊坂幸太郎さんの作品です。
伊坂幸太郎さんの作品は久しぶりやわ!
通算18冊目の読了で、この陽気なギャングシリーズは以前にも、「陽気なギャングが地球を回す」を読んだこともあったて、今回はそのスピンオンみたいな感じの内容やったけど、面白く読み進めました。
やっぱ伊坂幸太郎の作品は独特な言い回しがあったりするし、キャラも濃いし、面白いわ!
【主な登場人物】
成瀬:4人組の中のリーダー的な存在。
クールで冷静なキャラ。人が嘘をついてるかを見極めることが出来るらしい。
響野:口うるさそうなオジさん。口達者なのか、演説は上手いらしい。
久遠:気さくな青年。スリの才能がすごいっちゃ。
雪子:綺麗そうなイメージ。車の運転は抜群に上手くて時間にはめっちゃ正確な人。
【所感】
登場人物一人一人に焦点が当たってる短編小説みたいなのと、最後はみんなが揃っての長編小説みたいなやつが混合になってる作りです。
どの話も微妙に繋がってるのが、伊坂幸太郎さんっぽい。
個人的には久遠の話が面白かった。
けど、成瀬の冷静沈着な行動はさすがっすね。
久遠、響野、雪子と個性の強いキャラがこうやってまとまることが出来るのもきっと成瀬の存在があるからでしょうね。
前作では、確か銀行強盗をしてたような気がしますが、今回はそんなに大きな事件があるわけではなく、本のタイトル通り、各々の日常生活で起きることを物語にしてる感じです。
日常生活とはいってもいろんな事件に巻き込まれたり、むしろ逆に自ら巻き込まれにいったりとはちゃめちゃな展開です。
にしても数々の名言が面白すぎる笑
巨人に登れば巨人より遠くが見えるとか、毛を刈った羊には神も風をやわらげるとか。
作者の独特な感性が出てて好きやわ。
このシリーズは3部作みたいやし、あともう一つの「陽気なギャングは三つ数えろ」も読み進めよっかな!?
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