キケン/有川浩

読書感想文

キケンを読み終えました。

有川浩さんの作品です。

 

有川浩さんのものはキャロリングに続いて5作品目です。

 

大学時代の話でどこか懐かしさを感じさせてくれました。

 

【登場人物】

上野:機械制御研究部の部長。爆弾大好き人間。個人的には友達になりたいタイプ。

大神:副部長。強面の先輩。意外と信念も持っててしっかりとしている。社会人ではいい上司になりそう。

元山:ある意味、今回の話の主人公。元山の回想録形式で話が進んでいったし。

池谷:元山の友達。なんとなくいじられキャラ。

 

 

【所感】

いくつかの章に分けられてて話が進んでいくのですが、章の合間に1ページマンガが挟まれてるので

登場人物のイメージがつきやすくて良かった!

 

部活の紹介から始まって、大神くんの恋話、学際やロボット大会での話など多岐にわたっていてどれも面白かったです。

 

上野くんの爆弾エピソードはどれも面白くて自分も一緒に参加したかったと思ってしまいました。

まー、実際には自分は臆病者なのですぐに逃げ出してしまいそうですがw

 

大神くんの恋ばなしも面白かった。

「女心と秋の空」。。。まさに複雑怪奇なり。

彼女の家に行くときのドキドキ感。いつまでも忘れたくない気持ちでございます。

 

学際での元山くんの活躍はかっこよかった!

普段おとなしい感じなのにいざというときには頼りになる男。

理想ですわな。

自分が学生時代は、学際では焼きそばで出店をしたのですが、まあまあの売れ行きでしたね。

ちなみに店名は「知らんがな」でした。

 

ロボット大会での池谷の活躍もまあまあ面白かったかな。

 

各章ではそれぞれの主要登場人物一人一人に焦点があてられていて、最後の章では元山と元山の奥さんの二人で母校に行くわけやけど、黒板に書かれている文字(これもマンガ形式になって描かれていた)、みると思わずウルっとしてしまいました。

 

この最後の方の一コマがあったから、節々でマンガが挟まれていたのか!?

って思うくらいによかったです!

 

こういう風にいつまでも文字や絵で残されてるのってなんかいいなと思ってしまいます。

 

近々、家の近くにある大学の学園祭があって、昨年も客として参加させてもらったのですが、今年も参加させてもらおっと!

 

さー、今日は今年の野球観戦をする最終試合!

でも、台風の影響で中止になりそうなんよなぁ。。

 

皆様、外出時はお気を付けください!

 

 

 

【過去の有川浩さんの作品で読んだことあるリスト】

三匹のおっさん

阪急電車

明日の子供たち

キャロリング

キケン

 

 

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