コンビニ人間を読み終えました。
村田沙耶香さんの作品です。
村田沙耶香さんの作品は初めて読むので、作者がどんな人なのかを調べてみました。
1979年生まれなので自分の2つ下で39歳ですね。
ウィキベテアで調べたら、作家仲間からは「クレイジー沙耶香」と呼ばれているらしいw
デビュー作は「授乳」という作品で、過去にはいろんな賞を獲得しているみたいです。
このデビュー作の「授乳」の群像新人文学賞優秀賞を初めに、今回の「コンビニ人間」では芥川賞を受賞しているみたいなんです。
賞の価値はよく分かってない部分もありますが、なんかすごい!
自分も大学生の頃はコンビニでバイトをしていたので、興味津々で読み進めてみました!
【主な登場人物】
古倉恵子:主人公。変り者。30代の女性で大学生の時からずっとコンビニでアルバイトをしている。恋愛経験は無し。
白羽:変り者。理屈っぽい奴でどうしようもないなまけ者。いじめてやりたくタイプの人間。
【所感】
まー、主な登場人物の紹介はこの2人だけでいいんじゃないかなと。
その他のキャラはこの2人の個性が強過ぎて全然目立ってないし。
小倉さんは自身が変わった人であると認識は出来ても自覚はなかなか持てないらしい。
変わった人というか動物みたいやわ。交尾って言ったりオスメスとか言ったり。
そしてコンビニの中で時間を過ごすことでしか人間としての営みが出来ないみたいな。
なるほど、本のタイトル通りコンビニ人間や!
小倉さんが働いてるコンビニの店長やその他の店員さんも、小倉さんや白羽のことを稀有な物として見てて、どこか敬遠をしてて、嘲笑の対象としてる。
これはどこにでもある風景ですわな。
そんな変わった2人がふとしたことで同棲をすることに。
同棲と言っても、小倉さんからすると白羽のことをペット扱いしてるし。
こんな変わった2人がどういう風に化学反応を見せるのかが楽しみでスイスイ読み進めてしまいました。
そこまで変なことは起きなかったのが安心であり、ちょっと残念やったけど。
2人とも妹がいて(白羽は義理の妹やけど)、妹はどちらもまともな人物。
とくに小倉さんの妹は小倉さんのことを反面教師にしつつ、周りのには知られなくないという思いで過ごしてきたのかなと想像してしまう。
物語の最後の方で、小倉さんは働いてたところとは違うコンビニで変な行動に出るんやけど、コンビニの店員としてはあるべき姿で毅然と行動出来てるので、やっぱりコンビニで働くことが小倉さんにとっては人間社会で生きていくのに必要不可欠なんやなと思った。
さすが、コンビニ人間や!
ちなみに作者の村田沙耶香さんはコンビニで働いていたらしい!
たぶん、セブンイレブンや!
根拠は、セブンイレブンでサイン会をしたことがあるから!
おやすみなさい
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