にじいろガーデンを読み終えました。
小川糸さんの作品です。
小川糸さんの作品は、「ツバキ文具店」に次いで2作品目です。
う~ん、やっぱりこの人の作品は優しさにあふれてる!
ちょっとはまりそうです!
今回の話はLGBTをテーマにしたものなので、一見重そうにも感じるのですが、そんなことはなくてすったもんだもありながらも家族の絆が感じられる内容でした。
【登場人物】
泉:主人公。夫と別れたバツイチ子持ち。
千代子:泉ちゃんの恋人。ちょっと喜怒哀楽が大きいような気もするが、料理は得意っぽい
草介:泉ちゃんの息子。辛抱強くて優しい性格。
宝:千代子ちゃんの子供。ちなみに、草介くんが命名。女の子。草介くんとは対照的なキャラかも。
【所感】
泉ちゃんと千代子ちゃんがレズビアンの関係で、この2人が出会ったところから物語はスタート。
最初は千代子の存在が摩訶不思議なキャラで、後々は泉の元を去っていくのだと思ってた。
千代子に子供が出来たときにはやっぱりそうなのか⁈とも思ったけど、そんなことはなくて良かった。
泉と千代子と草介と宝が4人で暮らしていくことになるのだが、そこへの話のもっていきようがやや強引かなとも思ったけど、まぁそこはいっか。
LGBTをテーマにした話で自分が初めて接したのは、金八先生の第6シリーズでした。
上戸彩が演じた鶴本直が、その役を演じてたのですが、その時と今とを比較すると、今は大分とこのことに対しての認知はいい意味で広まってるのかなと思う。
なかなか、難しくて敏感なところなので、ここについてはその辺で。
千代子もガンで亡くなり、草介も事故で植物人間になってしまい、残されたのは血の繋がりのない、泉と宝の2人だけに。
そのことを気にしていた、宝に対して泉が、私たちは本当の家族なんだよ!みたいな感じで怒ったところはジーンときました。
冒頭とは違ったことを言ってしまうけど、この話のテーマはLGBTではなくて家族の絆じゃないかと思います。
血の繋がり関係なく、お互い支え合って生きていければ、それはもう立派な家族かなと思う。
自分も草介のように人に優しく思いやりのある人間になれるように頑張ろう!
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